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▼アラサー女のシンキングタイム▼

死の怖さ

 

 

 

人が死ぬって、どうしてこんなにも

怖くて不安で未知で悲しいんだろう。

 

 

変わり果てたじいちゃんの姿に言葉も出なくて

かろうじて、ママがじいちゃんの手をさすってたのを見て

わたしも真似して触れたけど、

ママがそうしていなかったら怖くて

じいちゃんに触れなかったと思う。

 

たった二週間前で、

あんなにも人間は痩せこけるのかと驚いた。

 

ご飯も食べれなくなって

どんどん痩せていっていた姿は見てたはずなのに

これでもかってほど骨と皮になっていた。

 

 

 

じいちゃんは、大腸癌の末期。

全身転移してて、お腹に水も溜まり身体中が痛い痛いと言っている。

 

一人で歩いても、自分で自分を支えきれず転んでは

おでこ、頬、腕、足に傷を作っていた。

 

トイレも間に合わなくなって、オムツになった。

お風呂もばあちゃんに入れてもらうようになった。

着替えも誰かに手伝ってもらわないと着れない。

 

 

そうやって誰かに手助けしてもらわなきゃ

自分のことも満足にできない自分に

じいちゃんがボソッと言った『情けねえ、、』が

あれからずっと頭から離れない。

 

じいちゃんは、私たちによくふざけたことを言っていたけど

ばあちゃんには亭主関白で、何もかもじいちゃんがしてきた。

 

そんなじいちゃんが言った『情けねえ』は

心の底からの悔しい気持ちも混じったものだったと思う。

それと、

こんなことをばあちゃんにさせてしまうことの申し訳無さも。

 

 

 

 

 

後、何日保つか分からないけど

明日も明後日もじいちゃんのところに行こうと思う。

 

もうあんまり意識が無い状態だけど、

もう私たちが知ってるじいちゃんの姿じゃなくなってしまってるけど、

ずっとじいちゃんの傍にいようと思う。

 

 

このブログを読むちょっと先の私?

悲しさも寂しさも怖さもあるけど、

後悔しないような行動をとってね